「西日本で、経験したことのないような豪雨が降る」
タイトルだけ見ると、非常にインパクトのあるニュースでしたが、
私自身、「自分が住んでいるところは大丈夫だろう」と考えていましたし、
ニュースのインパクトとは対照的に、そこに危機感はなく
実際に多くの人が正常性バイアスに侵され、逃げ遅れました。
災害大国の日本だからこそ、
インフラの整備強化は他の先進国と比較しても優れているはずなのに、
なぜ多くの死者が出るのか。
専門家によるとインフラが強固になればなるほど、
「ここは大丈夫だろう」「まだ安全」という心理に陥りやすく、
「正常性バイアス」がより強く働きやすくなることがわかっているそうです。
実際に、2016年のキューバで起こった大型ハリケーンでは
甚大な被害はあったとされるもののそれによる死者はゼロだった、
という事実もあります。
インフラがまだまだ未発達な状況にも関わらず。
仕事に置き換えて考えてみると、
「現状やり方で上手くいっているから、今後もおそらく大丈夫だろう」
「これまで継続的にお取引しているから、次回もきっと商談が上手くまとまるだろう」
「景気が良くないから、うちも受注が伸びなくて当然だろう」
こんな正常性バイアスを自分自身にかけていないか?
今一度、見つめ直したいと思います。