昔まだ学生だった頃、新聞を読む習慣なんて全くない時に、
「意味がわからなくても社説を読んで内容をノートに書いてみなさい」
と教わったことがあります。
その影響もあり、必ず目を通す癖がつきました。
タイムリーではないですが、当社の今年のスローガンである
「お客様に向かって行動しよう」
にリンクする記事があったので備忘録。
※以下、4/16(月)日経新聞の記事より一部抜粋。
-----------------------------------------------------------------------------------
(1)徹底して消費者の目線に立つこと
米アップルの共同創業者スティーブ・ジョブス氏は自身が最も厳しい消費者として
簡単な操作方法を開発者に求めた。画面を指で感覚的に操作するiphoneを生み出し、
スマートフォンの時代を開いた。
(2)消費者調査の結果に頼り過ぎないこと
顧客の属性や購買動向、位置情報など、あらゆるデータが入手可能になったが
調査結果の分析だけでは、店を訪れた時に驚きを与える商品は生まれない。
モノや情報があふれ、消費者自身が何がほしいのか分からなくなっているからだ。
(3)商品づくりの段階から社外との連携を深めること
めまぐるしく変わる消費者のニーズを追い続けるのは簡単ではない。
異業種を含め社外の知恵や人材を積極的に取り入れることが大切だ。
いつの時代もヒット商品を生み出し、生活スタイルを変えてきたのは、
消費者がイメージできない未来の暮らしをカタチにする力である。
価格競争や奇をてらったマーケティングではない。
-----------------------------------------------------------------------------------
個人的には(2)が以下の点で非常に難しいと考えています。
・まず世の中の企業の7割程度(弊社も同様)は、
そもそも徹底した消費者調査自体ができておらず、
調査結果自体を可視化できていない点。
・仮に可視化できたとしても、
消費者調査の分析に捉われない発想が見出せるか?
甚だ疑問が残る点。
結局お客様自身が自社の課題が見えていないこのご時世。
その課題を一緒に考え、紐解いて、可視化することも
大きな付加価値になりえると思います。
でもそれって言葉は簡単でも中々難しい。
ただ、お客様の立場になって真摯に向き合い、思考を凝らす人は、
おそらくお客様にとっても非常に頼もしい存在であることも事実。
商品力や価格に左右されない信頼を勝ち取れる強い営業。
それを形にするためには、社内スタッフの協力なくして達成はありえません。
結局、営業、製造、設計、バックオフィスすべてが
同じ方向を向いていないとお客様に向かって行動できないんですよね。
今年も海外の不安要素がある点は否めませんが、
引き続き好調な波にのれるよう、
一枚岩となって乗り越えていきたいです。
さて、話は変わりますが4月21日(土)までインテックス大阪にて開催された
INTERMOLD2018に当社も出店していました。
次回は6月13日〜16日でポートメッセ名古屋にて開催予定です。
大阪に引き続き、たくさんのご来場お待ちしております。
▼インターモールド@ポートメッセ名古屋
https://www.intermold.jp/nagoya/